はじめに
「うちの子、自信がなさそうで心配…」 「自己肯定感って、結局どうすれば育つの?」
こんな風に思ったこと、ありませんか?
自己肯定感は「ありのままの自分を受け入れられる力」
そして、それを育てるのに大きな影響を与るのが“ママ・パパの関わり”です。
今回は、自己肯定感と親の関係について、科学的根拠をもとに分かりやすくご紹介します。
●子どもの自己肯定感を、どのようにしたら育てたらいいか分からない方
●子どもにどう声を掛けたらいいか分からない方
●今から、今日から出来る事を知りたい方
自己肯定感の現状と国際比較
自己肯定感に関して、内閣府の調査では衝撃的な結果が出ています。
以下をご覧ください。
出典:内閣府「子ども・若者白書(令和3年)」)より

「自分に満足している」と答えた子どもが、一番高いアメリカ86%に対して、日本はわずか45%。なんと、調査対象国の中で最下位の結果でした。
なぜ日本の子は自己肯定感が低いの?
自己肯定感が低い理由の一つとして、親のコミュニケーションスタイルが挙げられています。
以下をご覧ください。
ポジティブなフィードバック(子どもを認める声かけ)を多く受けた子は、将来的に自己肯定感が高まりやすい。という結果が出ています。
出典:【アメリカ・ハーバード大学の研究】より
一方で、否定的な言葉や比較ばかりの家庭環境では、子どもは「自分はダメなんだ」と思い込みやすくなってしまいます。
親の声かけが、子どもを育てる
例えば…
- 「すごいね!」より「頑張ってたね」の方が、努力を認めていて◎
- 「どうしてできないの?」より「どこでつまずいた?」が、解決に向かう声かけ
自己肯定感を育てるのに必要なのは、「評価」ではなく「共感と観察」なのです。
北欧諸国に学ぶ、家庭での関わり方
スウェーデンでは、親が子どもと過ごす時間を何よりも大切にする文化があります。
政府からも「子どもと向き合う時間」が推奨されており、仕事との両立支援も整っています。
家庭内での雑談、日常の小さな会話が、子どもの「自分って大切にされている」という感覚を育てる土台になるのです。
今日からできること
- 寝る前に「今日楽しかったことある?」と聞いてみる
- できたことより「どう感じた?」にフォーカスして話す
- 子どもの話をさえぎらず、最後まで聞く(リアクションは少なくてもOK)
たったこれだけでも、子どもは「親がちゃんと見てくれてる」と安心します。
おわりに
自己肯定感は、特別な才能ではなく「家庭の中の小さなやりとり」で育まれるもの。
子どもが安心して「ありのままの自分」でいられる場所――それは、やっぱり“親のそば”なんです。
あなたの言葉が、子どもの未来をつくります。 今日、ひとこと、話しかけてみませんか?